葛藤2008-07-17 Thu 23:56
今日の札幌、街の中は微妙に風が強かった。
車のほとんど通らない、片側一車線の細い道路と交わる信号機のない交差点を、 ろくに左右も確認せずに渡ろうとしたとき、交差点の反対側でビラ配りをしていた男と チラッと目が合った。 あ、これはビラを差し出されるな。まいったな・・・ 普段ビラを差し出されても、まあ無視してそのまま素通りするんだけど、いつもその瞬間に ミジンコよりも小さい一種の罪悪感を感じるので、なるべくビラは差し出されたくないと 思っているのだ。 案の定、その男はオレにビラを渡そうと、ビラの束を持っている手と反対の手でビラを 一枚だけ取ろうとしたんだけど、風が強くてビラがビラビラしてたせいか、なかなか 一枚だけをつかめない。男がビラを相手に四苦八苦している間にもオレはどんどん男の ほうへ近づいて行くわけで、それが男をますます慌てさせるのか、いっこうにビラを取れないで いた。その交差点を渡って男の前に到達するまでに、おそらく1、2秒ほどの時間しか経って いないと思うのだが、オレの頭の中では 「このままいけばビラを出されないで済みそうだな。今のうちにさっさと男の前を 通り過ぎてしまおう。でも、あんなに一所懸命ビラを取ろうとしてるのに、あの努力が 報われないのもなんだかかわいそうだし、少しゆっくり歩いて男にビラを差し出す チャンスをあげようかな。だけど、あれだけ苦労して差し出されたビラだと、いらなくても 取らないわけにはいかないし、やっぱりさっさと通り過ぎたほうがいいかな。でも・・・」 と、今日一番の葛藤があった。 果たして男はオレにビラを差し出すことが出来たのか・・・・続きは明日。 |
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